RubyKaigi2010 3日目

 いよいよ発表の日。朝、4時に目が覚めてWebDBを読んだり、Twitterを読んだりしてました。5時過ぎにまた寝て6時に起きました。うだうだして7時に朝食。650円だったのですが、ごはんお代わり自由、コーヒー飲み放題とかなりお得でした。
食後またうだうだして、8時に会場入り。さすがにまだスタッフの方しかいなくて適当にぼーとしてました。9時ちょっと前に中ホールが空いて、ディスプレイチェックを行って、司会者さんとちょっと打ち合わせとかしているうちに9:30になりました。

bigdecimal ライブラリと Ruby の数値系の未来

数学で誤差が許されないので難しいなーとか思いました。掛け算にフーリエ展開をつかってみたり、割り算に逆数のニュートン法をつかって誤差をなくすことって出来るのかなーとか考えてました。

NArray and scientific computing with Ruby

NArrayは私もお世話になっているライブラリです。初めのNArrayはこんな研究プロジェクトにも使われていますよというのは、???でしたが、後半面白くなってきました。でも特に面白かったのは最後のakrさんの速度を上げるため、Arrayへの操作を記憶しておいて後でまとめて行うとキャッシュに載って速いのではないかというものです。もうちょっと、議論が聞きたいなと思ったのですが、質問だけで終わってしまいました。

yarv2llvmはどう失敗したのか

いよいよ私の番です。無我夢中で良く覚えていないのですが、あと5分と聞いたところでなぜかパニックモードに入ってしまいその時説明していたytlの構造の説明をかなり省いてしまいました。その後、ytlの重要部分の説明が続くのですが、概要が省かれたので聞いていた人は???だったと思います。本当に申し訳ありません。

Ruby用のAOTコンパイラ

ほとんど100%テストには通るし、Railsも動くのですごいなーと思いました。生成コードサイズがすごいことになってますが、それは最適化等でカバーできると思います。このアプローチで最適化によってどのくらい速度向上するだろうかとか思いました。
それより、さまざまなOSでしっかりベンチマークをとっているところに感心しました。こういうしっかりした基礎データが長丁場の開発には効いてくると思うのですが、私にはわかっちゃいるけど不可能です。って感じです。

Memory Profiler for Ruby

英語なので良く分からなかったのですが、二言。すごい!ほしい!

IronRuby - What's in it for Rubyists?

すみません、英語+なじみのない分野 で全然理解できなかったです。

Ruby業務システムの広がりとホットスポット島根

初めはお上の方針で無理やりRubyを使ってみました、という話かなと思ったのですが、だんだん印象が変わってきました。おそらくRubyを採用したのは松江だからだとは思うのですが、この会社はどんな言語を採用したとしてもうまく行ったのではないかと思います。この会社は賢い、35年続いているだけあるなと思いました。なかなか聞くことのできない種類の話題で非常に有意義でした。

There Is No Spoon -- Think Global, Act Regional

「禅とオートバイ修理技術」はいろいろなところで評判を聞くのでぜひ読んでみたいと思いました。一人ひとりがコミュニティは簡単そうで難しいし、Rubyはかなりの率で実現出来ていると思います。私のように誰得?な話でも受け入れてくれるRubyのコミュニティはありがたいなと思います。

Chad Fowlerさんの基調講演

英語だったのですがIRCのおかげで良く分かりました。面白かったので講演後、情熱プログラマを買ってしまいました。

RejectKaigi

どれも面白かったのですが、一つだけ挙げると、Mirah/ dubiousです。subsetのrailsを作るという発想に、その手があったかーと思いました。

帰る時、スタッフの皆様が手を振って見送ってくださりました。逆だろうと思ったのですが、モチベーションの高い時ってすごく相手に感謝できるんだよなーとも思いました。

終わり